経営理念
古き良き日本の伝統と文化、住まう人の生活を守る
- 丸豊左官は確かな技術と知識を以て地域社会の発展に貢献し、広く社会より必要とされる企業を創る。
- 丸豊左官は企業活動を通じて社員の人格形成の向上を図るとともに社員全員の豊かな生活づくりを目指す。
- 丸豊左官は日々の作業の中で常に技能を磨き、プロとしての意識、志を高く持ち、お客様に喜ばれる建物造りを心がける。
社長挨拶
齋藤英昭
本来、「左官」とは土壁や漆喰壁を塗る職人のことを指します。
伝統的な日本の建築技術として土、砂、藁、石灰、その他さまざまな自然材料を按配しながら最終的な表面仕上げを仕事としてきました。
日本では長い間「壁」といえば左官による塗壁の仕上げでしたが、ここ半世紀本来の左官の仕事は私たちの生活から徐々に遠のいて言っているのが現状です。
昭和後期頃から建築の乾式工法の推進により設計から伝統的な仕上(湿式工法)が減ってきました。
原因は工期と手間がかかる、施工コストが高い、標準化できないといった理由からです。
壁は新建材やビニールクロスなどの乾式工法に取って代わられ、
左官材料も既製品となり、工法は簡略化され、自然材料を使用することも少なくなりました。
現代の左官仕事は多様となり、熟練した左官職人が減少していることもあって
左官工事が減少する傾向にありますが、どんな形状の建物にも左官工事は欠かすことのできない仕事です。
しかしその反面、最近では珪藻土などの自然素材を推奨している設計士さんも増えてきました。
珪藻土は現代病である「鬱」や「アレルギー」に対して絶大な効果を発揮するといわれています。
老人ホームや障がい者施設等に施工させていただいたところ、
「パニック症状や風邪の抑止を実感した」、「自然と笑顔が増えた」などお褒めの言葉を頂くことができました。
人は太古の昔から自然と共に生きてきました。
ですから「自然素材の塗壁の家に住む」ということが我々人間にとって最も自然なことであり、有意義なことではないかと私は考えます。
弊社はこれからも人間にとってより良い居住空間づくりのお手伝いをしていくことをお誓い致しまして御挨拶と致します。
社員教育について
弊社では新入社員に対して4月から5月にかけて「左官技能育成訓練」を行っています。
本社倉庫裏に特設した訓練場を利用して、熟練技術者の指導の下、実際に現場に出て作業するための基礎技術、知識を勉強します。
研修訓練が終わると現場の職長と師弟関係となり、実際に現場に出て、OJTにて技術を学びます。
ここでは左官技術の他、現場でのルール、安全に対する意識をしっかりと覚え、社会人としての自覚を持てるよう教育します。
左官技術や仕事に対する責任感が身に付くと、師匠の元を離れ一人で現場で作業を行ったり、集団のエースとして活躍するようになります。
弊社社員は将来、現場の職長として皆をまとめられる人間になれるように日々の作業を頑張っています。
昨今、左官職人問わず職人の高齢化が進んでいます。
丸豊左官は日本の古き良き左官技術を継承していくため、左官職人の門を叩く人材を歓迎しています。
まずはお問い合わせください。